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木竜麻生さんを見て、誰かに似ていると感じて検索された方も多いのではないでしょうか。
似ている人として名前が挙がるのは、のんさん、川口春奈さん、徳永えりさんなどです。
一方で、映画監督や評論では、特定の誰かではなく「どこか懐かしい顔立ち」「昭和の香り」と表現されることが多い俳優でもあります。
この記事では、似ていると言われる芸能人と、そう感じさせる背景を、報道や本人の言葉をもとに整理します。
目次
木竜麻生に似てる芸能人は誰?名前が挙がる人たち
- 似てると名前が挙がる人たち
- 高校時代を演じた田牧そら
- 「どこか懐かしい顔立ち」
- 「平成生まれっぽくない」
まずは、似ていると言われる人たちから見ていきます。
似てると名前が挙がる人たち
木竜麻生さんは1994年7月1日生まれ、新潟県新発田市出身の俳優です。14歳のときに原宿でスカウトされ、2014年に映画『まほろ駅前狂騒曲』で映画デビューしました。2018年の『菊とギロチン』で映画初主演を果たし、数々の新人賞を受賞しています。
先に、似ていると名前が挙がる人たちを一覧にしておきます。
| のんさん | そっくりさん投票サイトに比較ページがある |
| 川口春奈さん | そっくりさん投票サイトに比較ページがある。検索の組み合わせでも多い |
| 徳永えりさん | そっくりさん投票サイトに比較ページがある |
| 鈴木保奈美さん | SNSで「若い頃に似ている」という投稿がある |
| 田牧そらさん | 主演ドラマで木竜さんの高校時代を演じた |
芸能人どうしが似ているかを投票できるサイト「そっくりネット」には、木竜麻生さんとのんさん、川口春奈さん、徳永えりさんを比べるページが作られています。こうしたページができているのは、それだけ多くの人が似ていると感じたということでしょう。
検索のされ方にも表れていて、「木竜麻生 川口春奈」という組み合わせで調べる人も一定数いることが、検索キーワードのデータから分かります。
SNSでは、NHKの夜ドラに主演した木竜麻生さんを見て「若い頃の鈴木保奈美にちょっと似ている」とつぶやく投稿も見られました。
ただし、誰に似ているかは見る人によって変わります。本人や事務所が誰かに似ていると認めたわけではなく、あくまで見た人の感想として挙がっている名前だという点は押さえておきたいところです。
高校時代を演じた田牧そら
名前が挙がるなかで、少し事情が違うのが田牧そらさんです。
2025年9月から放送されたNHK夜ドラ『いつか、無重力の宙で』で、木竜麻生さんは広告代理店で働く主人公・望月飛鳥を演じました。この飛鳥の高校時代を演じたのが、田牧そらさんでした。
物語は、高校時代に「一緒に宇宙に行こう」と語り合った天文部の4人組が、大人になって忘れていた夢と再会するというものです。高校時代と30代の場面が行き来するため、同じ人物を二人の俳優が演じ分けています。
高校時代の4人はオーディションで選ばれました。プロデューサーは「同じ人物の10代と30代をそれぞれで作り上げるということで、出演者の皆さん同士で、丁寧にコミュニケーションを取りながら撮影に臨んでくれました」とコメントしています。
同じ役を演じた二人ですから、放送を見た人が二人を重ねて見るのは自然なことです。
ほかの名前が「見た目の印象」から挙がっているのに対して、田牧そらさんは作品の中で同じ人物としてつながっている点が特徴です。
なお、この作品は放送後にギャラクシー賞テレビ部門の2025年10月度月間賞を受賞しています。
「どこか懐かしい顔立ち」
木竜麻生さんの顔立ちについて、映画の作り手からは、特定の誰かではなく別の言葉で語られることがあります。
2018年の映画『菊とギロチン』で、瀬々敬久監督は約300人の候補の中から木竜麻生さんを主役に選びました。映画サイトのReal Soundによると、その理由を瀬々敬久監督は次のように語っています。
「どこか懐かしい顔立ち。少し不器用そうだけど、確固たる芯があった」
監督が挙げたのは誰かに似ていることではなく、「どこか懐かしい」という印象でした。
『菊とギロチン』は、大正時代に人権と自由を求めてもがく女性力士の姿を描いた作品です。木竜麻生さんはここで新人女力士・花菊を体当たりで演じ、東京国際映画祭のジェムストーン賞をはじめ、多くの新人賞を受けました。
時代ものの主役に、どこか懐かしい顔立ちの新人を選んだわけです。誰かに似ていると感じる人が多いのも、こうした「どこかで見たことがあるような」懐かしさと関係しているのかもしれません。
「平成生まれっぽくない」
懐かしさを感じさせるのは、顔立ちだけではないようです。
2019年の文春オンラインのインタビュー記事は、木竜麻生さんを「“平成生まれっぽくない”女優」という見出しで紹介しました。1994年生まれの平成世代でありながら、そう感じさせる何かがあるということです。
このインタビューで木竜麻生さんは、好きな詩人に谷川俊太郎さん、茨木のり子さん、室生犀星を挙げています。大学では文学部で近代文学を学び、今でも散文より詩を読み返すことが多いそうです。
趣味はフィルムカメラで、写真を趣味にしていた祖父が昔使っていたカメラを譲り受けたといいます。撮影で地方に行くと、散歩しながら風景や道ばたのものを撮っているそうです。
高校時代から自分の弁当は自分で作っていたという話もしていました。母が高校時代にしていたことをまねしたもので、「あまった卵焼きは夜ご飯にしよう」と考えながら続けていたそうです。
詩集を読み、祖父のフィルムカメラで写真を撮り、自分で弁当を作る。こうした暮らしぶりも、「平成生まれっぽくない」と言われる雰囲気につながっているといえそうです。
木竜麻生が似てると言われる背景|昭和の香りと時代ものの役
- 昭和の香りがする俳優
- 時代ものへの出演が多い
- 家族で見ていた昭和・平成のドラマ
- 一度聞いたら残る声
- 木竜麻生の似てる芸能人まとめ
ここからは、木竜麻生さんが「誰かに似ている」「懐かしい」と感じさせる背景を見ていきます。
昭和の香りがする俳優
2026年2月、映画サイトのReal Soundは木竜麻生さんのキャリアを振り返る記事を掲載しました。
記事では、どんな作品でも、どんな端役でも「なんかあの人、忘れられないんだよな」と思わせる稀有な俳優だと紹介しています。そのうえで、「なぜか、昭和の香りもする」と表現していました。
さらに、文学座や俳優座といった名門劇団の出身ではないのに、そうした劇団出身者特有の「下積みと鍛錬を重ねた俳優」の空気感をまとっているとも評しています。
若手でありながら、どこか一時代前の俳優のような落ち着きがある。この印象が、見る人に「誰かに似ている」「どこかで見た気がする」と感じさせるのかもしれません。
SNSで挙がる「若い頃の鈴木保奈美」という名前も、1990年代のドラマで活躍した俳優です。今の同世代ではなく、少し前の時代の俳優の名前が出てくるところにも、木竜麻生さんの持つ雰囲気が表れているといえそうです。
時代ものへの出演が多い
懐かしい雰囲気は、出演作の顔ぶれにも表れています。木竜麻生さんは、時代を描いた作品に数多く出演してきました。
映画初主演の『菊とギロチン』(2018年)は大正時代の物語です。2019年には大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』に出演し、2023年の映画『福田村事件』では関東大震災直後の大正時代を描いた作品に加わりました。
2024年の映画『十一人の賊軍』は、幕末の戊辰戦争を背景にした作品です。この作品の舞台は、木竜麻生さんの出身地である新発田でした。
そして2026年度後期のNHK連続テレビ小説『ブラッサム』で、朝ドラに初出演します。『ブラッサム』は、明治・大正・昭和を生きた作家・宇野千代さんをモデルにした物語です。
大正から昭和の空気をまとった役を重ねてきたことが、「昭和の香り」「懐かしい顔立ち」という印象をさらに強めているのでしょう。
家族で見ていた昭和・平成のドラマ
木竜麻生さんが育った家庭の話からも、懐かしさの理由が少し見えてきます。
文春オンラインのインタビューで、木竜麻生さんは3人兄弟の真ん中で、兄と弟がいると話しています。母と兄はよく映画を観る人で、一緒に観ていたそうです。
父は宮藤官九郎さんの脚本が好きで、『池袋ウエストゲートパーク』や『木更津キャッツアイ』といったドラマを家族でよく観ていたといいます。夕方の再放送ドラマも好きで、母の世代が観ていたような『きらきらひかる』や『ケイゾク』を家のテレビで観ていたそうです。
1990年代から2000年代のドラマを、家族と一緒に再放送で見て育ったわけです。自分より上の世代が親しんできた作品に子どものころから触れていたことも、落ち着いた雰囲気につながっているのかもしれません。
本人は当時を「新潟の普通の女の子だった」と振り返っています。女優になりたいという気持ちもなかったそうで、スカウトされたあとも自分が女優になることはあまり想像していなかったといいます。
一度聞いたら残る声
似ている、懐かしいと感じさせるのは、見た目だけではありません。Real Soundの記事は、木竜麻生さんの声にも注目しています。
映画デビュー作『まほろ駅前狂騒曲』で演じたのは喫茶店のウエイトレスでした。顔はほとんど映らず、台詞は「いらっしゃいませ」「ご注文は」「ありがとうございました」の3つだけです。
それでも「木竜麻生の声」だと分かる、と記事は書いています。記憶に残る声音をしていることは、俳優として大きな強みだと評していました。
顔立ちだけでなく声まで含めて「どこかで会ったことがあるような」印象を残す。誰かに似ていると言われることが多いのは、見る人の記憶にすっと入り込む、こうした存在感の表れともいえます。
特定の誰かに似ているというより、見る人それぞれの記憶の中にいる「懐かしい誰か」と重なる俳優なのかもしれません。
木竜麻生の似てる芸能人まとめ
- 似ている人として名前が挙がるのは、のんさん、川口春奈さん、徳永えりさん、鈴木保奈美さん(若い頃)など
- そっくりさん投票サイトには、のんさん・川口春奈さん・徳永えりさんとの比較ページがある
- 田牧そらさんは、主演ドラマ『いつか、無重力の宙で』で木竜麻生さんの高校時代を演じた
- 『菊とギロチン』の瀬々敬久監督は「どこか懐かしい顔立ち」を主役に選んだ理由に挙げた
- 文春オンラインは「“平成生まれっぽくない”女優」、Real Soundは「昭和の香りもする」と表現した
- 大正や幕末、明治から昭和を描いた作品への出演が多い
木竜麻生さんが誰に似ているかは、見る人によって答えが変わります。それでも多くの人が「誰かに似ている」と感じるのは、どこか懐かしく、一度見たら忘れにくい存在感を持っているからでしょう。
特定の誰かの面影ではなく、昭和の香りをまとった唯一無二の俳優として、これからも時代を超えた役を演じていきそうです。

